手話について

手話とは・・・・

詳しい解説は「ウィキペディア」をご参考いただくとして、私なりの手話観についてご紹介してみたいと思います。

 

手話(ウィキペディア

 

私は生まれてからずっと音の無い世界に住んでいる「ろう者」(聾唖者)です。

両親との間の簡単なサインから始まり、ずっと手話の世界の住人として今もなお暮らしています。

手話は私の第一言語として思考や行動の源であり、なによりも「ふるさとの言葉」として大切にしたい言語です。

 

聞こえる人(聴者)がものを考えるときに日本人なら日本語といったように自国の言葉で考えるのと同じように、私は手話でものごとを考えるのです。

 

聴者の寝言が日本語の音声言語なら、私は寝ながら手話で寝言を話します。

 

このように手話は私たちろう者の生活やアイデンティティーを形成する大切な言葉ではありますが、言語的にはごく少数のマイノリティー。

 

普段の生活の中で手話が通る場所は稀なことで、日本に住みながら近所の人たちと立ち話もできません。

 

誰にも自然と入ってくるような情報からも断ち切られたところで生活をしていかなければなりません。

 

そこでたまたま私が2007年の夏に出会ったセカンドライフという仮想世界。

 

会話の基本は「文字」の世界で移動の制限も特になく、そこにいればいるほどバリアフリーな空間を実感できるものでした。

 

セカンドライフという仮想世界で出会った有志や仲間の手によって、この手話ゼスチャー製作実行委員会ができました。

 

今まで手話と触れ合うことの無かった人たちが手話を研究し、アニメーション化したりしながら自然と覚えはじめてくれています。

 

ありがたいことに・・・

手話を使う人と話してみたい。

これが大きな原動力となったようです。

 

セカンドライフを通じて「ろう者」のための手話から、「必要とするすべての人」のための手話にまで育てていかれたら素敵なことだと思います。

 

地域・言語・文化・思想などを乗り越えたバリアフリーは、意外にこうした仮想世界から実現されていくのかもしれません。

 

                     (文責:Yumix Writer